Gekkan Dennou Club 140

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Text File | 1999-12-05 | 23KB | 790 lines

──────────────────────────────────── 060turbo サポート情報 1999年 3月10日満開製作所 ──────────────────────────────────── ━─────────────────────────────────── 　　　060turboの起動対策について 99-03-10 ──────────────────────────────────── 　一部の X68030 と 060turbo との間で、相性が悪く起動不良となるケースがありました。これを ispLSI の書き替えで解消することができます。　なお、この対策を行った印として、緑色の丸シールを貼り付けております。 ━─────────────────────────────────── 128M バイト SIMM を新規に発注されるお客様へ 98-07-10 ──────────────────────────────────── 　弊社で取り扱っている SIMM のうち、128M バイト品については、仕入れの都度製品が異なることがありますが、最近流通しているものは水平タイプの SIMM ソケットに入らないことが判明しております。そこで、060turbo をいったん弊社でお預かりして、SIMM ソケットを交換してから動作チェックをしてご返却する態勢を取っております。SIMM ソケットの交換自体は無償で実施しておりますので、今後 128M バイト SIMM を購入されるお客様はご注意下さい。 ━─────────────────────────────────── 取り付けサービスを終了 98-04-09 ──────────────────────────────────── ・060turbo の取り付けサービス　060turbo の X68030 本体への取り付けサービスは、すでに終了しております。　なお、ファン付きヒートシンクへの交換を希望されるお客様は、060turbo のみお送り下さい（この場合、本体は不要です）。　基本的には、本体をお送りいただくのは、故障時に本体と組み合わせての解析が必要となった場合のみとなります。 ━─────────────────────────────────── 　　　高速化改修サービスを有償で開始 98-03-11 　改訂　98-04-09 ──────────────────────────────────── 　このたび、内部論理のタイミングを改善し、1 割程度のパフォーマンスアップを計る「高速化改修サービス」を開始することになりました。　この改修には、EDO のタイミングに正式に対応し、EDO 装着時にはハイパーページモードよりもパフォーマンス改善を計ることができる「EDO 対応」も含まれます。　この改修は有償となっています。詳しくは、パソコンショップ満開のアクセラレータ関連のコーナーをご参照下さい。 ━─────────────────────────────────── 128MB SIMM の動作を確認 98-03-11 ──────────────────────────────────── 　標題の通り、128MバイトSIMMを使用できることを正式に確認致しました。　060turbo 用の SIMM は、パソコンショップ満開で販売を開始しております。 16M / 32M / 64M / 128M バイトのものを取り扱っております。64M / 128M のものにつきましては、在庫切れとなった際には納期がかかることがあります。また、為替相場の変動により、予告なく価格が変更となりますので、予めご了承下さい。　なお、64M / 128M バイト SIMM は EDO 品のみの扱いとなります。高速化改修と同時に実施される EDO 対応を行った方が、パフォーマンスが上がりますので、改修をお勧めします。　お客様において購入される際には、・72ピンであること・5V 品であること（3.3V 品はないと思いますが）・60ns品であることをご確認の上購入されることをお勧め致しますが、弊社販売品以外の保証はできかねます。　なお、α版（試作品）の 060turbo では、64/128M バイト SIMM は使用できません。 ━─────────────────────────────────── 寒冷時の起動不良について 98-02-10 　改訂　98-03-11 ──────────────────────────────────── 　最近、「部屋が寒い時」に限り、起動不良のトラブルが相次いで報告されています。これは、搭載している Cypress のクロックダブラー Cy7B991 が、誤動作で４倍速動動作してしまうためです。チップの個体差により、100MHz で発振してしまうことがあり、これがたまたま同期してしまったときに誤動作につながっているようです。　この症状は、R17 を撤去することで解決できます。該当する症状でお悩みの方は、満開製作所まで 060turbo をお送り下さい。上記の改修を施してご返却致します。はんだ作業に自信のある方は、ご自身で対処されても構いません。なお、 R17 はボンド留めにはなっていません。 ━─────────────────────────────────── プリンタ関連の不具合とその対策について 98-02-10 ──────────────────────────────────── ● Mach-2 と併用するとプリンタ出力ができなくなる症状の回避方法　060turbo と Mach-2 を併用すると、030 モードですらプリンタ割り込みが使えなくなってしまう不具合があることが判明致しました。具体的には SX-WINDOW のプリンタドライバや TeX システムの print.x でプリンタ出力ができなくなることが報告されております。　原因は、起動時や SCSI バスリセットの度にプリンタ割り込みのベクタを持っていってしまうというほとんど無意味な挙動をする Mach-2 の ROM と、割り込みルーチンをハイメモリにも置けるように変更したため元の ROM とは割り込みベクタの管理が若干異なる 060turbo の ROM の相性が悪かったためです。　この不具合は、常駐プログラムでプリンタ割り込みのベクタの扱いを若干変更することで回避できますので、そのための常駐プログラム 060prni.x を作成しました。060prni.x は、電脳倶楽部 118 号または満開ネットの \program のボードで入手できます。　060turbo と Mach-2 を併用されていてプリンタも使用される方は 060prni.x をご利用下さい。030 モードでも組み込むようにして下さい。 ●プリンタでゴミやノイズが印字される症状の回避方法　060 モードでは、プリンタでゴミやノイズが印字される不都合があります。原因は、プリンタ出力の動作が速すぎると、プリンタ側で印字すべきデータを正しく受け取れなくなってしまうためです。具体的には、マチエールのプリンタ出力でノイズが混ざることが報告されております。　従来の対策は、キャッシュを OFF にするか、プリンタ出力の IOCS コールを十分遅いものに差し換えるという方法（Xellent30 用の lptpatch.x を流用）でした。しかし、残念ながら、後者の方法は IOCS コールを使っていないプログラム（マチエールもその 1 つ）には無効です。　そこで、68060 の MMU を使い、プリンタポートのアクセスだけを確実にすべて遅延させるプログラム 060prnp.x を作成しました。これを組み込むと、データを直接プリンタポートに書き込んでいるプログラムでもプリンタ出力の部分だけが遅延し、キャッシュ ON でも正しく印字できるようになります。060prnp.x は、電脳倶楽部 118 号または満開ネットの \program のボードで入手できます。　プリンタにゴミが出力されるという場合は、060prnp.x を組み込んでみて下さい。060prnp.x は 060 モード専用です。030 モードでは組み込めないようになっています。 ━─────────────────────────────────── 取り付けの際のトラブルについて 98-01-09 ──────────────────────────────────── 　一部ロットにおいて、製造公差の関係上、固定用のビスをしっかり締めると、 X68030 とのインタフェースピンが導通不良となるケースが出ております。この場合、ビスをいったん外していただき、060turbo を取り付け直した上で、ビスを締めずに電源を入れてみて下さい。大抵のケースはこれで治っています。ビスは単なる固定用であり、取り付けなかったとしてもたいして影響はありませんので、そのまま使用されたとしても保証対象外行為とはなりません。 ━─────────────────────────────────── ファン付きヒートシンクのご案内 98-01-09 ──────────────────────────────────── 　以前から要望のありました「ファン付きヒートシンク」が製品化となりました。詳しくはパソコンショップ満開のトピックス欄をご覧下さい。　なお、すでにお使いの方で取り付けを希望される方は、お申し込みの際に在庫を確認された上で、弊社まで送料片道負担でお送り下さい。残念ながら、ヒートシンクの下取りは行えません。 ━─────────────────────────────────── 「030 ぴーんち」現象の報告 97-12-09 ──────────────────────────────────── 　現在出荷した 250 台のうち 3 台に、060 モードは完動するのに 030 モードにおいて白窓エラーが頻発したりする、いわゆる「030 ぴーんち」現象が報告されました。これは 040turbo において報告されていましたので、似たような対処を行ったところ、症状の改善を見ました。　これは、040turbo 同様、060turbo の装着によって X68030 の信号ドライブ能力が不足するのが原因と思われます。具体的な対処法としましては、X68030 本体の IC9（74ABT623）の 19 番ピンと 20 番ピンの間に 390pF 程度（厳密にこの値でなくても構いません）のセラミックコンデンサを付加する方法を取ります。もし、お手持ちの 060turbo で、030 モードのみエラーが頻発するようであれば、上記の対処を取るか、満開製作所まで対処をご依頼下さい。その際は、当然本体も一緒にお送りいただくこととなります。 ━─────────────────────────────────── Mach-2 と併用される場合 97-10-10 ──────────────────────────────────── ● Mach-2 の同期転送モードを禁止しておいて下さい　同期転送モードではソフト転送が正常に行われませんので、特に SIMM を装着されている場合は同期転送モードを禁止してから 060turbo を使用して下さい。 ● Mach-2 と併用するとプリンタ出力ができなくなる症状の回避方法　前述の「プリンタ関連の不具合とその対策について」をお読み下さい。 ━─────────────────────────────────── SIMM の異常が修正されました 97-09-10 ──────────────────────────────────── 　SIMM を買ってきたのに使えなかったユーザの皆様には大変永らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。SIMM のデータが破壊される不具合が修正できましたのでお知らせ致します。 ●トラブルの概要　060turbo の第 1 ロットおよび第 2 ロットの一部について、取り付けた SIMM のタイプなどによって SIMM に書き込んだデータが破壊されるという症状がありました。見掛けの症状としては、060turbo.sys に -xm スイッチを指定していると COMMAND.X が起動しない場合が比較的多く報告されています（COMMAND.X はハイメモリに優先して配置されるためです）。 ●修正の方法　この不具合は isp の書き換えによって修正できます。よって弊社に修理に出していただくことになります。なお、改修の際に部品の取り替えなどの作業は伴いません。　SIMM を取り付けたが SIMM チェッカ（060simck.sys）でエラーが出たり SIMM の容量の表示が間違っているという場合はこの不具合の影響が考えられますので、 060turbo に SIMM を装着したまま、送料着払いで弊社までご返送下さい。その際、SIMM が異常であることを伝えるメモを添えていただけると助かります。お送りいただいた 060turbo は無償で isp の更新と SIMM の動作確認を行った上で返却致します。　また、SIMM が正常に動作していないにもかかわらず、稀に 060simck.sys がエラーを出さない場合があります。060simck.sys ではエラーが出ないが SIMM が正常に動作していないと思われる場合や、異常は見られないが心配だという場合も、無償で isp を更新致します。 ● SIMM 対策による動作速度への影響について　SIMM 対策のためにノーマルアクセスの所要時間が 1 クロック増えてしまいます。しかし、コピーバックモードのときのバースト転送のクロック数は変化していませんので、体感速度やベンチマークにはほとんど影響ありません。 ●不具合の原因について　SIMM のデータが破壊される原因は、060turbo のボード上の isp のロジックの不具合によるものでした。この不具合により、稀に 1 クロック（20ns）幅の RAS パルスが出てしまっていました。通常、RAS の最低パルス幅は 60ns なので、その 1/3 の RAS パルスが出ていたということになります。このため、20ns の RAS パルスでは正常に動作しない DRAM が使われている SIMM の場合にデータが破壊されてしまっていました。DRAM のメーカやロットによってはまったく無害な場合もあります。 ● SIMM の大きさの条件　060turbo の SIMM ソケットは水平型です。32MB の SIMM で、裏面（端子を上にしたとき角の切り欠きが左側に見える面）のチップが厚すぎるか端子に近すぎるために、ソケットに入り切らないものがあるようです。　SIMM の大きさに関しては、厚さが 8.8mm 程度（通常の PLCC 品）までで、幅が 31.75mm（1250mil）まで。裏面にチップが載っているものは端子の先から裏面のチップまでが 5.08mm（200mil）以上必要です。具体的には、16Mbit 品で型番 **17400（東芝なら TC5117400 ）のチップが片面 8 個、両面 16 個載ったタイプということになります。　また、SIMM の基板には 2 箇所穴が空いていてそこにソケットの突起が入るようになっていますが、この穴の位置がソケットと合わないためにうまく装着できない場合があるようです。微妙なずれならば SIMM の穴を少し拡げれば装着できますが、穴を削りすぎたり、無理に押し込んで破損したりしないように注意して下さい。 ● EDO 　EDO も高速ページモード DRAM（普通の DRAM）と同様の条件で使えます。 ━─────────────────────────────────── 060 モードの起動時のハングアップの件について 97-07-11 ──────────────────────────────────── ＜ご注意＞ 030/060 モード切り換え直後にソフトウェアリセットを行うとハングアップするのはハードウェアの仕様ですので、この件には関係ありません。　060 モードで電源を投入したとき、あるいは 060 モードでリセットボタンを押したとき、ときどきハングアップしてしまう機体が、第 1 ロットに数台見つかりました。この不具合は、ボード上の isp の内容を更新することでほぼ改善することがわかっておりますので、頻繁に起動できなくなる場合は弊社までご連絡下さい。 ●ハングアップしてしまったときの対処方法　起動時に上記の理由でハングアップすると、キー入力は勿論、リセットボタンですら普通に押したのでは効かないことがあります。電源もフロントスイッチでは切れません。この場合は、リセットボタンを 5 秒間ほど押し続けてから離してみて下さい。離した瞬間に起動することがあります。それでも起動できない時は、一旦 030 モードに切り換えてリセットボタンを押して正常に起動が開始されたことを確認してから（起動メッセージなどが出てから）再び 060 モードに切り換えてリセットして下さい。最悪の場合は背面スイッチを切らなければならないこともあり得ます（この症状が出る場合は、弊社に修理に出して下さい）。　稀に起動しないことがあるが、リセットボタンを 5 秒押せば動き出すという程度の症状でしたら、そのままお使いになっていても問題ありません。この場合も、お送りいただければ isp を更新いたします。　特に問題なくご使用いただけている場合、ご返送の必要はありません。 ●ハングアップする理由について　68030 は 1 本のリセット信号線を入力と出力の両方に使用していたのに対し、 68060 では入力と出力が分離しています。リセットボタンが押された後、MPU が周辺の回路をリセットしますが、ハングアップする機体ではこの信号で MPU 自身がリセットされてしまうことがあるようです。 ━─────────────────────────────────── 修理を申し込まれる場合のお願い ──────────────────────────────────── 　修理の際は、なるべく早くお手元にお返しできるように、以下の点についてご協力をお願い致します。 ●対策が必要かどうかの見分け方　お手持ちの 060turbo の、シリアルナンバーの横をご覧下さい。・シールがない→対策されていない 060turbo です。リセットまわりと SIMM で問題が起きるかも知れませんので、書き替えをご依頼下さい。・赤くて丸いシールが貼ってある→リセット問題対策済みの印です。SIMM で問題が起きるかも知れませんので、書き替えをご依頼下さい。・黄色くて丸いシールが貼ってある→リセット問題、SIMM 問題対策済みの印です。特に故障の症状が現れていない場合、ご依頼の必要はありません。 ●異常と思われる症状をできる限り具体的に書いたメモを添えて下さい　例えば、前述の起動時のハングアップや、SIMM 問題の件でしたら、isp の更新作業は１～２分で終了します（部品を取り替える必要がないためです）。しかし、症状がわからないと、あちこち調べたり問い合わせたりしなければならないため、時間がかかってしまいます。　ですので、メモ程度で結構ですので、書き替え希望の場合は「書き替え希望」、修理希望の場合は症状を具体的にお書き下さい。　また、思い当たる点があれば、メモに書いて下さい。・クロックアップした・SW4 を ON にした・基板を踏んでしまった・基板に何かこぼしたなど、何か影響を及ぼしそうなことがあれば、併記しておいて下さい。 ● 060turbo.sys のバージョンを書いて下さい　ソフトウェアは保証の対象外です。原因がソフトウェアと思われる場合は、 060turbo をお送りいただいても対処できないことがあります。修理を申し込まれる前に、ドライバやツールの更新を忘れていないかお確かめ下さい。　ソフトウェアのサポートは満開ネットの \60TURBO のボードで行っております。モデムをお持ちの方はときどきチェックして下さい。電脳倶楽部でも最新版を公開しています。 ● SIMM を取り付けている場合は、SIMM も一緒に送って下さい　特に SIMM まわりの動作不具合の場合には、故障解析のために絶対に必要です。 ●可能ならば、本体ごと送って下さい　修理の際、内蔵メモリや拡張スロット実装ボードなどがある場合には、必ずそれらを装着したままお送り下さい。また、060turbo を取り付けた場合だけ画面表示が乱れるといった症状の場合も本体ごと送って下さい。 ━─────────────────────────────────── 添付マニュアル（ペーパー）の補足と訂正 ──────────────────────────────────── 　MK-060T1 Manual Rel:1.0 の補足と訂正です。 ● 030/060 モード切り換え後はリセットボタンを押して下さい　030/060 切り換えスイッチを切り換えた直後は、CTRL+OPT.1+DEL などのソフトウェアリセットでは再起動できません。リセットボタンを押して再起動して下さい。 ● FC2 ジャンパについて　68030 の FC2 信号線は 060turbo のボード上でジャンパを通っています。このジャンパは、マニュアルの 6 ページの「図１　各部の名称」で倍クロック回路の右側の位置にあります（ボード上にジャンパは 1 つしかありません）。FC2 信号線をカットする必要があるときは、パターンカットや足欠けソケットを使うのではなく、このジャンパを引き抜いて下さい。 ●マニュアル（ペーパー）の訂正　24ページ,下から12行目（誤） 10 キャッシュ禁止,ストアバッファ許可（正） 11 キャッシュ禁止,ストアバッファ許可　26ページ,下から4行目（誤） 68060 にも同名の命令が存在しますが（正） 68030 にも同名の命令が存在しますが　30ページ,下から9行目（誤）ローカルメモリ上に実行ファイルをロードできる環境を提供する予定です -xm を指定して 060loadhigh.x や 060high.x を使えば既に可能です。　30ページ箇条書きの「●」が消えてしまっています。　30ページ,下から4行目（誤） PCM 対策は何ら施されていません PCM 対策は -ad で一部改善していますが不完全です。　35ページの図 RAMDISK 等の左右に横線がはみ出しているのは誤植です。 ━─────────────────────────────────── 68060 モードでは注意を要するソフトウェア ──────────────────────────────────── 　68060 モードでは正常に動作しなくなるソフトウェアが幾つか存在しますが、その中でも特に注意を要すると思われるものを挙げておきます。 ● FASTIO.X は絶対に組み込まないで下さい　FASTIO.X は 68030 用に最適化されており、68060 モードで組み込むと処理が余計に遅くなります。しかも、コピーバックモードで組み込むと、最悪の場合、ディスクの中のデータを破壊する可能性があると思われます（実際に破壊されたという報告はありません）。68060 モードでは FASTIO.X を絶対に組み込まないで下さい。　なお、68060 モードで使用できるディスクキャッシュとしては、DCACHE2 が使用可能であることが報告されています。 ● HIOCS.X のマウス処理が誤動作することがあります　68060 モードでマウスの右ボタンが効かないという症状が HIOCS.X で発生します。HIOCS.X を使っていて、マウスの右ボタンが効かなくなったり SX-Window でマウスカーソルが動かなくなってしまう場合は、HIOCS.X -ms0 としてみて下さい。 ● ZMUSIC.X はコピーバックモードで誤動作することがあります　ZMUSIC.X ver.2.xx をコピーバックモードで組み込むと正常に動作しないことがあります（音が外れたりする）。ZMUSIC.X はライトスルーモードの領域に常駐させて下さい。 ● SX-Window の標準の IVM.X はコピーバックモードで動きません　SX-Window のスタートアップメンテに IVM.X を登録していると、コピーバックモードで SX-Window を起動できません。ライトスルーモードにするか、 Schmidt. さんのパッチをあててから使用して下さい。パッチは満開ネットにあります。ボード番号 22(\program) の #199 です。また、電脳倶楽部 112 号にも収録してあります。 ━─────────────────────────────────── 060turbo.sys の更新について 98-04-09 ──────────────────────────────────── 　初期ロットの添付ディスクには 060turbo.sys v0.49 が収録されていましたが、このバージョンには不具合が幾つか見つかっています。新しいバージョンを満開ネットおよび電脳倶楽部（111、112、120 号）で公開していますので、各自で入手して更新して下さい。　以下は 060turbo.sys の主な更新内容です。 ● 060turbo.sys v0.50 　-xm を指定しないと COMMAND.X が正常に動作しなかった不具合を修正。　パラメータに間違った記述をした場合の表示がおかしかった不具合を修正。 ● 060turbo.sys v0.51 　メモリアロケートの条件で親プロセスと同じ側または親プロセスと反対側を指定した場合の処理の不具合を修正。 ● 060turbo.sys v0.52 　MOVEP エミュレーションの不具合を修正。 ● 060turbo.sys v0.53 　MOVEP エミュレーションの不具合を修正。　-lz を追加。 ● 060turbo.sys v0.54 　128MB の SIMM に対応。　__IUSING、__RAND、__RANDOMIZE、__DSGN の不具合を修正。　タイトルの文字のボールドをやめた。　アクセスフォルトのベクタを乗っ取り、分岐予測エラーで白帯が出ないようにした。　store/load bypass をデフォルトで無効にした。それに伴って、これを有効にするためのスイッチ -sl を追加した。 ━─────────────────────────────────── 　既知の不具合について 98-10-11 ──────────────────────────────────── ● ROM（日付が 98-03-15 よりも前のもの）の不具合　ROM のキー入力割り込みルーチンを使用しているとき、ソフトキーボードが表示されている状態でハードウェアのキーを押すとハングアップしてしまうことがあります。ソフトキーボードが表示されている状態では、ハードウェアのキーを押さないように注意して下さい。ソフトキーボードは滅多に使用されないものなので実害はほとんどないと思いますので、古い ROM の改修は行いません。なお、 KeyWitch などのキー入力割り込みを差し換えるソフトウェアを使用していれば、この不具合は発生しません。 ● 060turbo.sys v0.54 の不具合　FE ファンクションの __USING、__DTOS、__ECVT などで、正しい結果が得られないことがあります。スイッチ -fe を指定せずに、FLOAT4.X を併用するようにして下さい。 ▼ 98-10-10 　-sd を指定したとき、IOCS _DMAMOVE が正しく動作しない場合があります。そこで、060turbo.sys が修正されるまでの繋ぎとして、この不具合を修正するための常駐プログラム 060dmam.x を用意しました。060dmam.x は電脳倶楽部 126 号の電脳道具箱または満開ネットの \program のボードで入手できます。 ──────────────────────────────────── サポート情報おわり ────────────────────────────────────